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2022年9月ニュースレター

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付加価値税(VAT)

電子インボイスの発行日が電子署名日と異なる場合の申告方法

2022 年 9 月 27 日付で、ハノイ税務局は発行日が電子署名日と異なる電子インボイスの申告に関するオフィシャルレター47147号(Official Letter No. 47147/CTHN-TTHT)を発行した。詳細は以下のとおりである。

企業が政令 123号(Decree No. 123/2020/ND-CP)に基づき電子インボイスを発行する場合、インボイスの発行日は、政令123号(Decree No. 123/2020/ND-CP)第 9 条に準拠する必要がある。電子インボイスには、政令123号(Decree No. 123/2020/ND-CP)第 10 条に規定された必要な内容(発行元のデジタル署名を含む)がすべて含まれなければならない。発行された電子インボイスの発行日が電子署名日と異なる場合、当該インボイスの VAT 申告は、2020 年 10 月 19 日付の政令 123号(Decree No. 123/2020/ND-CP)第10条 9項に従い、発行日に従うものとする。

 

輸出活動に関連するVAT還付を行う際の債権債務相殺に係る支払証明書類

2022年9月29日、税関総局は輸出活動に必要な支払証明書類に関するオフィシャルレター4066号(Official Letter No. 4066/TCHQ-TXNK)を発行した。詳細は以下のとおりである。

ベトナム側の輸出元と外国の当事者との間の支払が、輸出品、あるいは輸出品の加工賃と、外国の当事者から購入した商品・サービスの価額との相殺によって実施される場合、ベトナム側の輸出者は以下の手続を実施するとともに書類を準備する必要がある。

  1. a) 輸出元と外国の当事者との間で売買される商品の支払方法(債権債務相殺による)は、輸出契約書に明確に記載されなければならない。
  2. b) 輸出品と外国当事者から購入した商品・サービスとの相殺決済に関する外国の当事者との同意書を準備しなければならない。
  3. c) 債権債務相殺後の残額は銀行振込で決済されなければならない。

 

その他

国外からの借入に係るベトナム中央銀行への報告頻度(四半期毎から毎月に変更)

2022年9月30日、ベトナム中央銀行は、企業が国外から融資を受けた場合の借入・返済に関する規制に関する通達12号(Circular No. 12/2022/TT-NHNN)を発行した。当該通達の主な内容は以下のとおりである。

債務者は、毎月、報告期間の翌月5日までに、指定されたウェブサイトで短期・中期・長期ローンの状況に関する報告書をオンラインで提出しなければならない。ウェブサイトの技術的な問題により報告書をオンラインで提出できない場合、債務者は本通達の付録05号に記載された書式に従い、紙ベースの報告書を提出しなければならない。

本通達は2022年11月15日から有効となる。

「海外からの借入金の登録手続」及び「海外からの借入金の条件変更登録が必要な場合」については、弊社までお問い合わせください。